『本当はこれからの野菜が美味しいんだよね。』
先日那須の農家とこんな話をしていました。
『寒さが強くなると野菜がぎゅっと締まって味が濃くなってくる。』
(農家の中では味がのってくるなんて言います。)
『霜や雪にあたって見た目が痛々しくなるから、見た目で選ぶお客さんは買わない。でも味は格別にのってくる。きちんと提案して食べてもらいたいね。』って。
高原や里山で農業をする醍醐味は、これからの季節です。
厳しい寒さの中で野菜が死なない様に、芋や根菜が凍らない様に、野菜を途切れずに作り続ける為に、工夫し何度も試行錯誤をする。
今年が駄目でもまた来年って身体で覚えて知恵をつけていく。
少しづつですが理想の農家に近づいていきたい。
今朝農園のある里山にも今年一番の霜がおりました。
小鮒農園、2回目の冬がはじまります。